環境対応業 食品卸とサプライチェーンの300年
なぜ日本の消費財流通はメーカー・小売直結の欧米型寡占構造にならなかったのか。卸売業が介在するこの国の流通は国民社会にどんなベネフィットをもたらしているのか。本書は流通300年の歴史の中からその答えを丁寧に探り出す。製造・小売・社会・生活者の激しい変化に揺さぶられながら日本固有の進化を遂げてきた食品卸。その「環境対応」と「機能革新」の歩みを軸に、消費財サプライチェーンの超長期的推移を立体的に読み解く流通産業史の決定版。業界専門紙・食品新聞に3年間連載され、多くの食品企業経営者に支持された「環境対応業 食品卸の軌跡と未来」を加筆・改題。
上巻内容
第1章 近世需給変動と問屋の隆盛 1712~1868
第2章 殖産興業時代の卸売価値 1868~1945
第3章 戦後復興と製造業の躍進 1945~1961
第4章 繁盛店とセルフサービス 1945~1961
第5章 スーパーと大量消費の時代 1962~1973
第6章 大型店規制と食品新業態 1974~1978
下巻内容
第7章 80年代流通改革と経済摩擦 1979~1990
第8章 規制緩和と情報武装型卸 1991~1996
第9章 デフレ不況と競争限界 1997~2004
第10章 人口減少期の流通ベクトル 2005~2015
【著者について】
横田弘毅(よこたこうき)1968年東京生まれ。加工食品業界紙・食品新聞社東京編成局記者。2003年より食品卸売業を専門に取材活動を行う。2012年より2015年にかけ、食品卸を中心に消費財流通の長期的変遷を読み解く「環境対応業 食品卸の軌跡と未来」を食品新聞紙上で連載。その全面改稿版である本書が初めての著書となる。
【書籍価格】
上下巻共 各¥2970円(税込・送料込)
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