「三ツ矢」「ウィルキンソン」好調 上期販売数量が過去最高に アサヒ飲料

今月は増産体制

アサヒ飲料は8日、「三ツ矢」「ウィルキンソン」の炭酸2ブランドの上期(1-6月)販売数量がブランド史上過去最高を更新したことを明らかにした。

販売好調を受け、炭酸飲料・炭酸水の最盛期である夏場に向けた需要拡大に対応するため、7月に前年同月比で「三ツ矢」を約4割、「ウィルキンソン」を約2割増産する。

上期は、新型コロナの影響で外出自粛が広まったことで飲料市場全体の販売数量が前年同期比約1割減と推定される中、「三ツ矢」「ウィルキンソン」を含む同社の炭酸飲料カテゴリーの販売数量は7%増となった。

「三ツ矢」の上期販売数量は1%増の2千2万ケース。4月7日に定番商品の「三ツ矢サイダー」リニューアル発売時から“日本にはおいしいサイダーがある”というメッセージと嵐が描かれた販促ツールを活用し店頭展開を強化したことが奏功したという。

「これまで『三ツ矢サイダー』を積極的に購入されている方に加え、普段『三ツ矢サイダー』を飲用していない方々に手に取ってもらえたことが好調要因とみている」(アサヒ飲料)。

「ウィルキンソン」製造ライン(アサヒ飲料)
「ウィルキンソン」製造ライン(アサヒ飲料)

一方、「ウィルキンソン」の上期販売数量は12%増の1千372万ケースを記録。強炭酸とガスが抜けにくい物性価値、115年を超える歴史で培われたブランド力が好調要因で、直近の動向については「コロナ禍の影響で外出自粛による家庭内需要が増え、家庭内でのハイボール人気や直接飲用者にとっては無糖で炭酸が強く爽快な気分になれるなど『ウィルキンソン』ブランドの需要が高まっている」という。

家飲み機会が増えたことから割り材としての需要も高まり、「ウィルキンソン タンサン」の大容量タイプ(1ℓ)は上期、89%増と急伸。「ウィルキンソン タンサン レモン」も女性層を獲得し35%増となりブランドの成長に貢献した。

下期も7月に「ウィルキンソン タンサン ピーチ」などの新商品発売に加えて、上期に実施した1L容器を対象としたLINEポイントキャンペーンの継続実施により「ウィルキンソン」ブランドのさらなる拡大を図っていく。

同社は今期、「三ツ矢」「ウィルキンソン」など主要ブランドを中心に炭酸カテゴリーを強化していく方針を掲げ、炭酸カテゴリー計では7%増の1億ケースを計画する。

主要ブランド別では「三ツ矢」で4.7%増の4千100万ケース、「ウィルキンソン」で11・3%増の3千万ケースと、それぞれ過去最高の販売数量を計画。「カルピスソーダ」や「モンスターエナジー」などの炭酸飲料も強化していく。