時価総額1兆円 通過目標を達成 日清食品ホールディングス

日清食品ホールディングスは6月30日、株価が9千600円に達したことにより「(株式)時価総額1兆円」という通過目標を達成したと発表した。

時価総額は、上場企業の株価に期末発行済株式数(自己株式控除後)を掛けたもので、企業価値を評価する指標。時価総額1兆円達成について同社では「株主の皆さまや投資家の皆さまから、弊社の経営戦略や業績、レジリエンスな事業構造、事業の社会的貢献度や将来性について、高い評価をいただいた結果だと感謝する。弊社グループは『中期経営計画2020』の達成ならびにグループ理念である『EARTH FOOD CREATOR』」の体現に向け、引き続き業績および企業価値の向上に努めていく」としている。

同社は「中期経営計画2020」(2016~2020年度)で、2020年度の時価総額1兆円を達成目標として掲げ、その後、環境の変化や海外事業の実情に合わせて「時価総額1兆円達成は、達成時期にこだわらず、通過目標として着実に目指していく」方針を対外発表していた。

16年の中期経営計画発表時、「時価総額1兆円」は簡単な達成目標ではなかったはずだ。売上高や利益目標と異なり、株価は世界経済や相場の影響を受けるため、自助努力だけでの達成は困難。時価総額1兆円達成は主力とする国内即席麺事業が好調に推移したことに加え、海外事業が順調に成長していること、さらには新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大などで「有事に強い」という同社の強み、今後の成長性が高く評価されたことなども後押しした。